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2025.01.25

CNIE 2024(メキシコ・カンクン)で耐震保護ソリューションを紹介

メキシコの活気あふれる都市カンクンで、先月に第24回全国構造工学会議(CNIE 2024)が開催され、構造工学の分野で最前線に立つ専門家たちが集い、技術革新や進展を共有しました。当社の国際部門のエンジニアリング部マネージャーであるChih-Ching Linが、Dynamic Isolation Systems, Inc. (DIS)のKerim Efe Ozcanli (M.Sc.)、Diego Enrique Taboada Saavedra、Masaya Ietomi (DIS社長)のチームと共に、このイベントに参加しました。

 

イベントでは、魅力的な展示ブースを通じて専門知識を披露しました。また、DISの耐震エンジニアで国際事業開発マネージャーであるDiego Enrique Taboada Saavedraが、粘性壁ダンパー(VWDs)に関する洞察に満ちたプレゼンテーションを行いました。この技術は日本で広く採用されている最先端の耐震保護技術であり、地震による被害を軽減し構造性能を向上させるものです。プレゼンテーションでは、日本、アメリカ、メキシコの事例が紹介され、この革新的なソリューションのグローバルな影響が強調されました。
VWDsについては、建物にかかる地震や風による力を緩和するために設計された受動的なエネルギー吸収装置です。階間変位を抑え、梁や柱などの構造要素の非弾性挙動を防ぐことで、構造部材および非構造部材への損傷を最小限に抑えます。これにより、地震後も病院のような重要施設が運用を継続できる状態を維持します。

 

 

主な特徴:
・エネルギー吸収: VWDは、粘性流体で満たされた狭い鋼製タンクと異なる階に接続された鋼板で構成されています。地震や風の際に粘性流体がせん断され、効率的にエネルギーを吸収し、構造へのストレスを軽減します。
・カスタマイズ可能な寸法: 高さ1.8〜4.3メートル、幅1.8〜6.1メートルの範囲で設計され、多様なプロジェクトに対応可能です。
・優れた汎用性: 新築・改修のどちらにも適しており、日本国内で100件以上のプロジェクトに採用され、北米および中米でも利用が増えています。
CNIE 2024に参加したことで、VWDの利点を紹介するとともに、業界の専門家と有意義な対話を持つ貴重な機会を得ることができました。このイベントを通じて得られた刺激的な議論や貴重なつながりに深く感謝いたします。
川金ホールディングスグループは、耐震保護ソリューションの進歩と、より安全でレジリエントなインフラ構築に貢献するためのコラボレーションを推進し続けます。

詳細情報は以下をご覧ください
Kawakin: https://lnkd.in/guupCcPC
DIS: https://lnkd.in/gmeBpyHQ

今後のイベントでお会いできるのを楽しみにしています!

 


<問い合わせ先>

(株)川金コアテック 海外事業部

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